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世間では
『スキンケアは入念に、手をかければ手をかけるほど良い』
という考え方がある一方で
『スキンケアは肌のバリアを壊すから何もしない方が良い』
という考え方もあります。
前者はこれまで長く一般論として様々なメディアで言われてきたもの、
後者は「肌断食」などと言って近年流行りはじめたものですが、
かずのすけの持論としては実際のところこれはどちらも正解ではないと思っています。
そもそも人間の肌は元々持っている肌機能によってある程度自力で保湿することが可能です。
自力で保湿するだけではなく一定のバリア機能を発揮して
それなりに健康な肌を維持する力も持っています。
人という生き物が日常的にスキンケアをはじめたのは人間の生きた歴史の中ではまだまだ日が浅く、
例えば太古に生きた人々は化粧水など使っていませんでしたが健康に生きていたはず。
にも関わらず最近の人間は数々の進化の果てに、
なぜか化粧品が無いと健康な肌を作れなくなってしまったのでしょうか?
いえもちろんそんなことはなく、
現代の人々も本来は化粧品に頼らずとも健康な肌状態を維持することが可能なはずです。
ではなぜ現代では『化粧品を使わないと肌が衰えてしまう!』という脅迫観念を多くの女性は抱えているのでしょうか。
僕はこれはひとえに「洗剤」の台頭が最も大きかったと考えています。
現代では衛生的で清潔であることが社会で生きるための最低限のエチケットのため
毎日お風呂・毎日洗髪・毎日洗顔…
という習慣が当然のことのように定番化しています。
しかしこれも数十年前まではあり得なかったことで、
家庭用の洗剤類が生まれる以前は基本的に人々は身体をお湯のみで洗い、
数日に一度お風呂に入れれば御の字…という生活をしていたそうです。
かずのすけは平成生まれなので生まれたころには既に毎日お風呂文化でしたが
僕の親世代が子供のころはそんな調子だったと聞いたことがあります。
この洗剤の台頭によって肌の保湿成分などを日々洗浄するため、
どうしても化粧品の力を借りなければ十分な保湿が難しくなってしまった…
というのが実際ではないかと思うのです。
特に皮脂分泌が少なめの女性は顕著に乾燥しやすく
ある程度のスキンケアをしないと乾燥感やつっぱりを感じるため
『何もスキンケアをしないのは無理…』
という感覚に陥ってしまうのだと思います。
これは確かに僕も経験上よくわかります。
でもだからといってあれもこれも化粧品を使って毎日何時間も手をかけてスキンケアする方が良いのか?
というとそうではありません。
冒頭でも書いたように人の肌はそれだけでもある程度十分な保湿力を有しているため、
『保湿の全てを化粧品に頼らなければならない』
という考えは大きな間違いです。
「不足した分だけを適切に補給して保湿の手助けをする」
というのがスキンケアの本来のあり方で、
過度の保湿やスキンケアのやり過ぎはむしろ肌を痛める原因になることもあります。
ただ水分を補給する…というだけでもそうで、
肌を構成しているタンパク質は乾燥状態よりある程度水分を蓄えていた方がバリアが強まりますが、
逆に一定以上に吸収しすぎるとむしろバリアを損ねて肌が弱まってしまうという特性もあります。
例えばお風呂に長く浸かると肌表面が水分を吸収して手指がシワシワになりますが、
あの状態は肌が柔らかくなって破れやすくなっている(肌のバリアが弱っている)ため
保湿をたっぷりすれば良い…というわけではない一例です。
他にも昨今では様々なスキンケアアイテムがあり、
たまに使うならまだしも毎日使ってしまうと肌バリアをかえって乱してしまうものも沢山あります。
また多くの女性は「化粧品が肌を作っている」かのような錯覚を覚えているようで、
「化粧水が浸透しにくいから」
といって洗顔やクレンジングを入念にしてさらにピーリングまでして無理に化粧水を浸透させようとする方もいます。
これは絶対に間違いで、
健康な肌は基本的に外界の成分が肌に浸透してくることを防ごうとするため、
化粧水が浸透しにくいというのはむしろバリアが整っていて健康であることの証明です。
腕の内側や手の甲などの健康な部位に化粧水を落としてみると、
顔の肌に比べて浸透が明らかに遅い(むしろ弾く)ことに気が付くと思います。
これをわざわざ洗顔やクレンジングで乾燥させて化粧水をたっぷり補給…というのは、
肌そのものの持つ天然のバリアを洗剤の力でわざわざ乱して
人工的に作られた化粧水を塗布している…ということ。
本来「肌の乾燥を防ぐために化粧水を使う」はずが
「化粧水を浸透させるために肌を乾燥させる」という
化粧品のあり方を考えると全く本末転倒なことをしていることになります。
肌は化粧品で作られているわけではないので、
浸透しようとしない場合は別にそれ以上を補給する必要はありません。
肌のバリアを損ねてしまうような過度なスキンケアをしてしまうと、
これはむしろ何もしない方がマシという話にもつながってきます。
ただ、
では実際に「何もしないスキンケア」はどうなの?
という話ですが、
僕はこれも少しおかしいなと考えています。
確かに肌の機能を考えれば自らある程度保湿できますので化粧品は必ずしも必要ではありません。
でもだからといってこれまでしっかりスキンケアをし続けていた人が突然スキンケアを全くしなくなると、
肌にとってものすごく大きな環境変化にさらされることになるので
この変化に驚いて肌が激荒れ…なんていう話もよく聞きます。
また先程も書いたように結局スキンケアが必要なのは頻繁に洗顔やクレンジングをして肌のバリア成分を流してしまうからです。
なので極論洗顔をほとんどしさえしなければスキンケアを一切やめること(肌断食)も不可能ではありませんし、
肌に負担をかける過度なスキンケアをするよりは何もしない方が肌の調子が極度に悪い人にとってはいい場合も実際にあります。
ただし肌断食を最初に提唱したのはお医者さんで、
発想の根本が「肌の疾病の治療」にあります。
そのため肌断食とは、とても調子の悪い肌を一定の健康状態まで回復させるための手法であり、
より綺麗に、より美しく・・・という『美容』を求める場合はこの限りではないのが実際なのです。
さらに美容やおしゃれが大好きな女性の多くは「メイク」をするのが一般的です。
メイクをすれば基本的にクレンジングが必要ですから、洗顔をほとんどしない肌断食はふさわしくありません。
またクレンジングをすればどんなにマイルドなものでもどうしても肌の天然の保湿成分を多少は流してしまいます。
この時の多少の乾燥を緩和するためにはやはり化粧水などで必要最低限の保湿をしてあげた方が肌の調子はよくなります。
ですから僕は、
「スキンケアは何もしないよりはやった方が絶対いい、でもやり過ぎは逆に肌に負担になってしまうからこれもNG。」
というスタンスです。
洗顔やクレンジングをしたなら除去してしまった分を少〜し化粧品で補ってあげる
という「必要最低限の保湿」で肌の保湿機能を補助することこそ化粧品の最も重要な役割であり
化粧品を全く使わないことも化粧品に頼りすぎることも、
どちらも正しいスキンケアとは言えないんじゃないか?
と僕は考えています。
結論「やり過ぎもやらな過ぎも良くないので適度に」という当たり前すぎる話になってしまうんですけどね。
ということで以上です!
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